ゲームの犬

ゲーム関連情報やレビュー、考察、売上本数予想などなど

任天堂スイッチ vs PS4 vs XBOXONE 世界的な売上状況は?

任天堂スイッチ、PS4、XBOXONEの売上状況は?

海外サイトVGChartzの売上データが更新されました。ハードの月間販売台数について、8月までのデータが更新されましたので、据置ハードの世界的な売れ行きを確認しました。

調べたのは、今年2017年の据置ハード別の月間販売台数で、世界トータルと、各国地域別(アメリカ、ヨーロッパ、日本、その他地域)です。

 ※数字の引用は、http://www.vgchartz.com

【世界トータル】2017年ハード別月間販売台数推移

下のグラフは、世界トータルでのハード別の月間販売台数です。

f:id:gamedog:20171016181305j:plain

任天堂スイッチは3月3日に新発売で、3月241万台とPS4より約90万台多い販売台数です。しかし、4月はPS4とほぼ同じ台数になり、5月6月はPS4の方が販売台数が多いです。ただ、7月にはPS4との差は縮まり、8月はほぼ同じ台数となっています。

また、任天堂スイッチは、6月7月8月とほぼ同じ台数になっており、一定の供給量が販売数に反映しているのかもしれません。今後、任天堂スイッチは増産すると発表していますので、数字がどう変化するのか注目です。

XBOXONEは毎月、PS4の約3割程度の販売で低調です。

2017年の8月までの世界トータルの累計販売台数は、(任天堂スイッチは3月からの数字ですが、)PS4が913万台、任天堂スイッチが608万台、XONEが295万台です。

 

【アメリカ】2017年ハード別月間販売台数推移

 下のグラフは、アメリカでのハード別の月間販売台数です。

f:id:gamedog:20171016183417j:plain

アメリカでは、任天堂スイッチは3月新発売で大量に売れていますが、4月以降、一気に下がり、月間約20万台付近の販売となっています。6月にはPS4に大きく差をつけられていますが、7月8月はほぼ同数、わずかですが、任天堂スイッチがPS4より多く販売しています。XONEは世界トータルの傾向よりマシで、PS4の6割〜7割ぐらいの販売です。

アメリカではPS4と任天堂スイッチがほぼ互角の販売となっているようで、今後、どう変化するのか注目です。

2017年の8月までのアメリカでの累計販売台数は、PS4が216万台、任天堂スイッチが200万台、XONEが140万台です。

 

【ヨーロッパ】2017年ハード別月間販売台数推移

 下のグラフは、ヨーロッパでのハード別の月間販売台数です。

f:id:gamedog:20171016184601j:plain

ヨーロッパは、PS4の優位が明確だと思います。任天堂スイッチ発売月の3月でも、PS4と任天堂スイッチの販売台数はほぼ同じです。任天堂スイッチは4月以降、販売台数が下がりましたが、PS4は変わらず販売台数が多いです。7月8月はPS4の販売が下がっています。ただ、7月8月は例年も販売台数は低調傾向なので、9月以降に再びPS4の販売台数が多くなるのか注目です。

XONEはPS4の4分の1ぐらいの販売とアメリカに比べて、低調な販売です。

2017年の8月までのヨーロッパでの累計販売台数は、PS4が395万台、任天堂スイッチが158万台、XONEが97万台です。

 

【日本】2017年ハード別月間販売台数推移

 下のグラフは、日本でのハード別の月間販売台数です。

f:id:gamedog:20171016190136j:plain

日本では、差がわずかな月もありますが、3月から8月全ての月で、任天堂スイッチがPS4の販売台数を上回っています。

また、任天堂スイッチは、アメリカ、ヨーロッパでは、5月から8月までほぼ同じ月間台数でしたが、日本では、5月6月から明らかに7月8月で増加しています。任天堂スイッチは入荷後売り切れ状態が続いていますが、7月8月は日本ではスプラ2に合わせたのか、供給量を増やしたのかもしれません。

XONEは日本では、ほぼグラフに現れないほど低調で、月間平均717台と非常に厳しい販売です。

2017年の8月までの日本での累計販売台数は、PS4が115万台、任天堂スイッチが153万台、XONEが0.6万台です。

 

【その他地域】2017年ハード別月間販売台数推移

 下のグラフは、その他地域でのハード別の月間販売台数です。

f:id:gamedog:20171016191304j:plain

その他地域では、4月は任天堂スイッチが最多の販売ですが、他の月は全てPS4が最多の販売台数で、優位です。ただ、8月には差が縮まっており、今後の状況に注目です。

XONEもPS4の約3割ほどの販売とPS4に差をつけられています。

2017年の8月までのその他地域での累計販売台数は、PS4が187万台、任天堂スイッチが97万台、XONEが58万台です。

 

PS4の好調が続くか、任天堂スイッチは供給改善で販売増となるか

PS4の販売台数は日本国内では7月8月にドラクエ11効果か増加していますが、日本以外の地域では減少していました。ただ、7月8月は例年も販売数は多くなく、秋から年末にかけての大作発売シーズンで大きく販売数が伸びる傾向がありますので、PS4の勢いが落ちたとは判断できません。またPS4の強みは潤沢な供給体制とヨーロッパやその他地域での販売力(広い地域での販売力)だと思います。それを考えると、PS4の販売が大きく落ち込むとは考えにくいです。

任天堂スイッチは、供給体制の改善が実際にどれくらいの規模で実現するのかに注目です。しかし、毎年、年末の需要は通常月の4倍〜5倍ぐらいはあるので、今の供給の2倍になっても全然足りない可能性があります。またヨーロッパでの販売力も強くないので、PS4を超えるのはまだ厳しいのかなと思います。どこまで迫れるのかに注目です。

 

スーパーマリオ オデッセイ
任天堂 (2017-10-27)
売り上げランキング: 1