任天堂がスイッチ増産:18年度は2500万〜3000万台を計画ってすごい?
任天堂がスイッチ増産:18年度に2500万〜3000万台を計画?
WSJの記事によると、任天堂は任天堂Switchの生産ペースをさらに加速させる計画であることを複数の関係者が明らかにしたとのことです。
↓(WSJの記事はこちら)
任天堂が「スイッチ」増産へ、18年度は2500〜3000万台を計画 - WSJ
記事によると、
- 任天堂は2019年3月期のスイッチ生産台数を2500万〜3000万と計画
- 取引先に通知し、取引先は生産ラインを増やして対応
- さらに上積みの可能性も
- 販売台数が予想を下回ると大量在庫のリスクもある
2019年3月期とは、つまり、2018年4月〜2019年3月までのことで、その期間の生産台数を2500万〜3000万と計画するとのことです。
この数字はどれくらいの規模なのか、近年の人気ハードであるWiiやPS4の実績で確認しました。
Wii、PS4の販売実績と比較
任天堂スイッチは、2017年3月発売なので、2019年3月は発売25ヶ月目ということになります。
下のグラフは、Wii、PS4の発売25ヶ月目までの、世界トータルでの累計販売台数の推移です。任天堂スイッチは、発売6ヶ月目、つまり今年2017年8月までの実績がグラフにあります。
発売25ヶ月目で、Wiiは累計3792万台、PS4は3219万台でした。任天堂スイッチは、2017年8月時点で累計608万台で、今年度、つまり2018年3月までに約1600万台を計画としています。そして、その1600万台に、来期の生産計画2500万台を単純に足すと、4100万台となります。つまり、WiiやPS4を超えるほどの計画に舵を切ったことになります。生産計画なので、実際の販売台数はそれを下回ると思いますが、2500万〜3000万としていることを考えると、かなり強気の計画といえます。
今年の生産の1.5倍から2倍に近いぐらいの量なので、現在のような品薄の状況はかなり改善できると期待できます。
あとは、実際に売れるかどうかです。任天堂スイッチは現在WiiやPS4に近いハイペースな販売ではありますが、前ハードWiiuの世界累計約1300万台をまだ超えてはいません。ネガティブに考えると、まだWiiu所有者の買い替えである、任天堂ファンのみが購入しているということもあり得ます。
任天堂スイッチのさらなる販売増の為には、ゲームをあまりしない一般層やPS4所有者にも売れなければいけないと思います。しかし、まずは、任天堂が目論んでいるのは、3DSからの移行かもしれません。一家に一台でなく一人一台に手応えを感じているそうですし、具体的な時期や中身は判明していませんが、ポケモン本編をスイッチで発売予定としています。2018年以降のソフト発売予定はまだほとんど発表されていませんので、注目です。
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