任天堂スイッチが全世界販売台数1000万台突破!WiiuやWii、PS4と比較してどう?
公式発表:任天堂スイッチが全世界販売1000万台突破!
任天堂がニュースリリースで、任天堂スイッチの全世界累計販売台数が1000万台を越えたことを発表しました。12月10日時点での突破とのことです。これは、発売から41週目であり、9ヶ月と2週目となります。
※任天堂発表ニュースリリース : 2017年12月12日
任天堂スイッチは新発売後から国内外で順調な販売が継続しているようですが、実際、どれくらい好調なのでしょうか。
前ハードWiiuとは見違えるほどの好調
前ハードWiiuと比べると、任天堂スイッチは絶好調と言えます。任天堂スイッチが1000万台を達成したのは、発売後41週でしたが、同期間でWiiuは世界累計335万台でした。任天堂スイッチの方が、約3倍多いということです。Wiiuが1000万台に到達するまでには、約2年8ヶ月もかかっています。Wiiuは新発売から任天堂スイッチ発売まで4年3ヶ月と短命ハードで、世界累計1350万台と不振ハードでした。ひとまず、任天堂はWiiu時の低迷からは脱したといえます。
前々ハードWiiには若干劣るが、次ぐペース
任天堂の前々ハードWiiは世界累計1億台に到達した大人気ハードでした。Wiiが1000万台に到達したのは、発売後36週目、8ヶ月目です。任天堂スイッチの1000万台到達が41週目なので、1ヶ月分、Wiiの方が早かったことになります。Wiiの41週目は累計1154万台でした。任天堂スイッチはWiiには若干劣るペースですが、差はわずかです。Wiiは約6年のハードで、累計1億100万台でした。任天堂の君島社長は以前、任天堂スイッチがWiiと同程度の販売台数になる可能性があると語っていましたが、Wiiの累計1億台を将来的な目標に据えるのは妥当な状況になっています。
PS4にも迫るペース
PS4は現在の据置機では世界トップシェアで、先日、ソニーが世界累計7000万台突破を発表した大人気ハードです。PS4が1000万台に到達したのは、発売後39週目でした。任天堂スイッチの1000万台到達の41週目より2週早いです。しかし、わずかな差です。PS4の発売41週目は累計1043万台でした。PS4とWiiは、似たような販売ペースなことが分かります。任天堂スイッチは、この両ハードと同レベルの販売ペースなので、かなり順調といえます。
任天堂スイッチは今後も順調か?懸念は?
任天堂スイッチは国内販売を見ても、まだ品薄が継続しており、出荷を増やせれば、まだまだ販売ペースを上げれそうな感じがします。携帯性能により、一家に一台でなく、一人に一台を目指せるのも好材料です。また、Wiiは発売時定価25000円でしたが、任天堂スイッチは30000円と、将来的な値下げ余地がありそうなこともプラスです。
しかし、懸念もあります。一番大きな懸念はソフト不足による販売失速です。任天堂スイッチの発売1年目は、ゼルダの伝説、マリカ8DX、スプラ2、マリオオデッセイと自社の大ヒットソフトが充実していて、ハード販売を牽引したと言えますが、今後も自社ソフトだけで、ヒットを連発できるかどうかは不確定で、やはりサードソフトの充実は欠かせないところです。しかし、Wiiuの不振とPS4の好調により、近年のサード各社は任天堂ハードよりもPS4優先のソフト開発となっています。任天堂スイッチの好調により、着々とサード各社のソフト開発も増えていますが、それがしっかりと結果が出るのか不安なところです。
まだ2年目のソフト販売スケジュールの概要も見えていない状況なので、より懸念されるところです。今後、その懸念を払拭できるのか、任天堂からの続報に注目です。
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