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任天堂決算:業績予想修正!任天堂スイッチ今期1400万台出荷ってすごい?

任天堂が第二四半期決算を発表、業績予想を上方修正

先日、任天堂が第二四半期決算を発表しました。第二四半期とは4月〜9月のことです。昨年同期は、Wiiuの終了に向けた動きもあり、営業利益が59億の赤字、経常利益も309億の赤字でしたが、今期は営業利益が400億の黒字、経常利益が696億と黒字化しました。決算好調の大きな要因は、今年3月に発売の任天堂スイッチです。そして、18年3月期の業績予想を増収増益で修正することを発表しました。

その中で、任天堂スイッチ本体の世界トータルの出荷予定台数を、1000万台から1400万台に修正することを発表しました。この1400万台出荷という数字はどれくらいの規模なのでしょうか。

 

今期1400万台出荷をPS4やWiiと比較

この1400万台出荷予定とは、今期の予定なので、17年4月から18年3月の間の予定ということになります。任天堂スイッチは、17年3月、つまり、前期に発売されています。前期(17年3月の1ヶ月だけですが)の出荷台数は、予定200万台に対し、急遽出荷を増やし、274万台でした。

※引用:任天堂17年3月期決算説明会質疑応答

仮に、予定通り、今期1400万台出荷できれば、18年3月までの累計出荷台数は、274万台プラス1400万台で、1674万台ということになります。

出荷台数なので、実売台数とは違うのですが、この約1600万台という数字は、どれくらいの規模なのか、PS4とWiiの発売時と比較したグラフが以下になります。

※引用http://www.vgchartz.com

 

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任天堂スイッチの発売は17年3月なので、今期末の18年3月は、発売13ヶ月目ということになります。PS4の発売13ヶ月目の累計販売台数は1581万台、Wiiは累計1519万台でした。つまり、任天堂スイッチが今期1400万台に出荷を増やして、13ヶ月目に累計約1600万台を目指すというのは、PS4やWiiに匹敵する目標ということになります。

あくまでも出荷台数なので、実売台数ではありませんが、順調に販売できれば、PS4やWiiと同じぐらいのペースの販売数となるので、ハイレベルの目標といえます。

ちなみに、任天堂スイッチの前ハードWiiuは、発売13ヶ月目で世界累計410万台、今年8月末時点で、累計1396万台なので、任天堂スイッチの計画は1年でWiiuの累計を抜き去るものだということです。

任天堂スイッチは発売6ヶ月目(今年8月)時点で、累計608万台です。PS4の発売6ヶ月目は786万台、Wiiは677万台でした。この時点では、任天堂スイッチは、PS4より178万台、Wiiより69万台下回っています。しかし、PS4もWiiも発売は11月とクリスマスシーズン時に発売されています。(PS4は日本は後発で2月発売)

任天堂スイッチは、これから需要が最大化するといわれる、クリスマスシーズンを迎えますので、この時期にどれだけ潤沢に在庫を用意して、機会損失を最小限に留めて、大量に売ることができるかが注目となります。

 

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