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任天堂ハードで売れるのは任天堂ソフトばかり?

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任天堂ハードで売れるのは任天堂ソフトばかり?

任天堂ハードとPSハードのどっちがおすすめかという質問に対し、よくある回答として、「任天堂ゲームがやりたい場合は任天堂ハード、サードも含めた多くのゲームをやりたい場合はPSハード」というのがあります。

確かに、Wiiuの時もそうでしたが、現在の任天堂スイッチにはあまりサードソフトが多く出ていませんし、人気がありよく売れているのも任天堂ソフト(ファーストソフト)がほとんどのように思います。一方、PS4には、SIE(ソニー)ソフトもあるものの、サードソフトの人気作が充実しているように思います。

では、実際、ファーストソフトとサードソフトが各ハードでどれくらいの比率なのか、調べてみました。

 

2017年世界売上本数トップ100ソフトでのファーストソフト比率

2017年10月頭時点で、世界トータルでの売上本数トップ100ソフトを対象にファーストソフトの比率を調べました。

※引用Video Game Charts, Game Sales, Top Sellers, Game Data - VGChartz

 

世界売上トップ100ソフトの内訳としては、任天堂スイッチのソフトが9本、3DSが16本、PS4が51本、XBOXONEが21本、Wiiuが1本でした。Wiiuの1本は、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドです。

100本の内、約半分の51本がPS4ソフトということで、やはりPS4は人気ソフトが多くあるのは間違いないようです。ただ、任天堂スイッチは、新発売ハードなので、仕方がない面もあると思います。

 

各ハードのファーストソフト比率は、以下のようになります。

  • 任天堂スイッチ 9本中、6本がファースト 売上本数比率 90%
  • 3DS 16本中、14本がファースト 売上本数比率71%
  • PS4 51本中、8本がファースト 売上本数比率10%
  • XBOXONE 23本中、4本がファースト 売上本数比率14%

ファーストソフトの売上比率を見ると、やはり任天堂ハードでのファーストソフト比率は圧倒的に高いのが分かります。スイッチで比率90%、3DSで71%もあります。

トップ100ソフトの内、任天堂スイッチのサードソフトは3本のみで、「マリオラビッツ」「スーパーボンバーマンR」「ウルスト2」でした。しかし、サードソフトの売上比率は10%と少ないです。任天堂スイッチのファーストは、ゼルダの伝説やマリカ、スプラ2と大ヒットでしたが、さすがにそこまでヒットのサードソフトはありませんでした。

3DSのサードソフトは2本だけで、「ドラクエ11」「モンハンXX」です。いずれも、日本だけの発売ですが、世界トータルランクでトップ100に入り、しかも3DSソフト売上の約30%を占めるほどの大ヒットです。ただ、2本しかないので、やはりサードソフトは少ないとなります。

任天堂ハードに対し、PS4やXBOXはファースト比率は高くありません。PS4ではファーストの売上本数比率は、わずか10%です。この時点では、SIEのファーストソフトで大ヒットだったのはホライゾンだけなので、SIEが大ヒットソフトを出していないというのも一因ですが、やはり、PS4にサードの大ヒットソフトが充実しているのは間違いがないところです。

 

現状は、任天堂ハードで売れるのは任天堂ソフトばかり

PS4やXBOXには、海外サードの人気メーカーがソフトを供給しているのが、大きいです。FIFA、バトルフィールドなどの「EA」、ゴーストリコン、レインボーシックスシージなどの「UBI」、GTA5などの「TK2」、デスティニー2、コールオブデューティなどの「アクティビジョン」です。

一方、任天堂ハードには、これらの人気メーカーからのソフト供給は、まだほとんどありません。UBIはマリオラビッツで独占ソフト供給と素晴らしいのですが、Wiiuでの苦い経験があるからか、任天堂スイッチのソフト開発を様子見していたメーカーが多いようです。ただほとんどのメーカーが任天堂スイッチはの参入は表明しているので、今後、サードタイトルの人気ソフト発売が増えるのは間違いないでしょう。しかし、2018年にどこまで実現するか、まだまだ2018年はPS4やXBOXの方がサードタイトルは充実しそうで、本格的には2019年以降になるのかもしれません。