【北米】ゲームジャンル別売上構成は？世界との違いは？
北米のジャンル別売上構成の特徴は？
前の記事で、ゲームジャンル別の売上構成について、世界トータルと日本について、書きました。
【日本】ゲームジャンル別売上構成は？世界との違いは？ - ゲームの犬
今回は、北米です。
2017年1月から7月29日までの間で、北米のゲーム売上（販売本数）トップ100のソフトのジャンル別売上構成比を調べました。
尚、ゲームのジャンルは、データ引用サイトのジャンル分けに準じています。
北米のジャンル別売上構成比、各ジャンルの上位ゲーム
下のグラフは、ジャンル別売上構成比ですが、左が北米で、右が世界トータルです。
北米の売上構成の特徴としては、アクションの構成が少し減って、格闘が少し増えています。やはり、世界トータルの中でも、北米の占める割合は多く、日本と違って、世界トータルと売上構成の違いはあまり大きくないようです。
各ジャンルの売上上位のゲームは何でしょうか。
＜アクション＞
1位：ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド（Switch）
ゼルダは北米全体トップ100でも売上1位です。以前、スプラ2に関する記事の中で書いたのですが、ゼルダの海外人気、特に北米の人気はすごいです。日本ではスプラ2が装着率60%を超えていてすごいですが、北米ではゼルダが装着率80%を超えています。北米で155万本を突破しています。
スプラトゥーン2は海外で売れている？人気は日本だけ？ - ゲームの犬
アクションジャンル内2位は、ホライゾン（PS4）です。84万本とゼルダの半分くらいですが、ゼルダの売上が大き過ぎるからで、北米全体の4位と売れています。次いで、グランドセフトオート5（PS4）、バイオ7（PS4）です。
世界トータルの中で北米と同じくらいシェアの大きいヨーロッパではPS4が強いのですが、ヨーロッパでは、ホライゾンやGTA5、クラッシュバンディクーなどPS4系のアクションゲームがもっと売れているので、比較して、北米のアクションの構成が少し小さくなったようです。
＜RPG＞
1位：ポケットモンスター サン／ムーン（3DS）
2016年発売のポケモンサンムーンがよく売れています。3DSタイトルは、北米全体でもほとんど上位にないのですが、ポケモンは別格で、北米全体の3位です。
次いで、マスエフェクト アンドロメダのPS4版、XBOXONE版です。日本では現状発売予定はないタイトルです。
＜シューティング＞
1位：ゴーストリコン ワイルドランズ（PS4）
世界トータルでもシューティング1位のゴーストリコンです。次いで、アンチャーテッド4（PS4）、ゴーストリコン（XONE）です。2016年に発売のアンチャーテッドは日本ではトップ100に入っていませんが、北米ではよく売れています。また、XBOXONEのソフトが上位にあるのも、北米の特徴といえます。
＜スポーツ＞
1位：MLB The Show 17（PS4）
MLB The Showは日本未発売です。世界トータルで見ても、85%は北米の売上です。北米全体で5位と売れています。次いで、NBA2K17のPS4版とXONE版です。
＜レース＞
1位：マリオカート8デラックス
北米でもマリカ8DXは100万本、北米全体の2位とよく売れています。次に、フォルツァホライゾン3（XONE）、マリカ7（3DS）ですが、レースゲームは、この計3本しか、北米トップ100に入っていません。
＜格闘＞
1位：インジャスティス2（PS4）
北米は格闘ゲームの構成比が比較的大きいです。インジャスティス2は日本で未発売ですが、北米全体の14位で44万本と結構売れています。
次いで、ARMS（Awitch）、インジャスティス2（XONE）、鉄拳7（PS4）です。
北米は、やはり世界トータルの中でのシェアも大きく、ジャンル別売上構成では、日本のような、世界トータルとの違いはあまりありませんでした。ソフト個別では、圧倒的な人気のゼルダにマリカ、ポケモンと任天堂ソフトが上位なのと、XBOXONEソフトもそれなりに存在感があるのが特徴でした。
次回の記事では、最後、ヨーロッパの売上構成について、書きたいと思います。
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