【日本】ゲームジャンル別売上構成は?世界との違いは?
日本のジャンル別売上構成は、世界とどのような違いがあるのか
一つ前の記事で、世界トータルでのゲームジャンル別の売上構成比について、書きました。
今回は、続いて、日本のジャンル別売上構成比がどのようなものかを調べました。2017年1月から7月29日までの間で、日本のゲーム売上(販売本数)トップ100のソフトのジャンル別売上構成比を調べました。
尚、ゲームのジャンルは、データ引用サイトのジャンル分けに準じています。
日本のジャンル別売上構成比、各ジャンルの上位ゲーム
下のグラフは、ジャンル別売上構成比ですが、左が日本で、右が世界トータルです。
日本の売上構成の特徴としては、世界トータルに比べ、RPGが大きく、シューティングやスポーツ、格闘が小さいということです。
各ジャンルの売上上位のゲームは何でしょうか。
<アクション>
1位:モンスターハンター ダブルクロス(3DS)
モンハンXXは、現在、日本のみでの発売です。モンハンは、海外で発売された過去作も、日本に比べると海外売上は小さいです。携帯機のソフトがよく売れているのも日本の特徴といえます。
次いで、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(Switch)、バイオハザード7(PS4)と続きます。
<RPG>
1位:ドラゴンクエスト11(3DS)
アクションに続き、RPGも3DSソフトです。ドラクエ11は3DS版もPS4版も、現在、日本のみでの発売です。日本のRPGの構成比が大きいのは、今年はドラクエ11によるところが大きいですが、他にも売上上位には、海外では上位には来ないRPGソフトが多くあります。
ドラクエ11の3DS版に次いで、上位は、ドラクエ11のPS4版、ポケモンサン/ムーン(3DS)、ニーアオートマタ(PS4)、キングダムハーツHD2.8(PS4)、ドラクエモンスタージョーカープロフェッショナル(3DS)、ファイヤーエンブレム Echoes(3DS)です。
<シューティング>
1位:スプラトゥーン2(Switch)
シューティングは、日本の構成比が小さいですが、スプラ2が大半を占めています。スプラ2は日本での人気が非常に高いですが、海外では、日本ほどの大ヒットではありません。以前、そのことの記事も書いています。
スプラトゥーン2は海外で売れている?人気は日本だけ? - ゲームの犬
次いで、ゴーストリコン ワイルドランズ(PS4)、レインボーシックス シージ(PS4)です。ゴーストリコンは日本の全体売上の16位ですが、レインボーシックスは全体の54位です。海外で上位のコールオブデューティIWやアンチャーテッドは日本のトップ100に入っていません。レインボーシックスの次は、なんとスプラトゥーン(Wiiu)が全体の66位です。次に、バトルフィールド1(PS4)です。
<スポーツ>
1位:マリオスポーツ スーパースターズ(3DS)
日本のスポーツジャンルの売上構成比は、かなり小さいです。マリオスポーツは、日本の全体売上では35位です。次いで、ファミスタ クライマックス(3DS)、ウイニングイレブン2017(PS4)です。海外では上位の、FIFA17やNBA2K17はトップ100に入っていません。
<レース>
1位:マリオカート8デラックス(Switch)
マリカ8DXは海外でも日本同様によく売れています。レースジャンルの売上の8割がマリカ8DXで、日本の全体売上のトップ100には、あと2つのソフトしか入っていません。マリカ7(3DS)とマリカ8(Wiiu)です。マリオカートだけです。海外ではフォルツァホライゾン3(XBOXONE)が入るのですが、日本ではXBOXONEの普及台数が非常に少なくランクインはしていません。
<格闘>
1位:ARMS(Switch)
格闘ジャンルの売上構成が海外に比べて小さいのも日本の特徴です。でも、格闘ジャンル内1位のARMSは、日本の全体売上の13位と結構売れています。
次いで、全体42位に鉄拳7、75位に2014年発売の大乱闘スマッシュブラザーズ(3DS)、80位にウルトラストリートファイター2(Switch)で、日本のトップ100にはこの4本だけです。
やはり、日本はドラクエなどRPGや携帯機の強さ、スポーツジャンルの弱さで、独特の売上構成比とそのソフト内容となりました。
北米やヨーロッパは、どのような構成なのかは、また今後の記事でまとめたいと思います。
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