PSVRが国内累計20万台突破って少ない?多い?
PSVRの国内累計販売台数が20万台を突破
10月14日に若干の改良が施された新型PSVRが発売されましたが、2.7万台の販売であったことがわかりました。また、PSVRの国内累計販売台数は20万台突破の、21.7万台となったことも明らかになりました。
新モデルが発売された「PlayStation VR」は2.7万台を販売し、国内販売台数の累計は21.7万台と20万台を突破。今回、取扱店が大幅に拡大したことにより、前年同時期のローンチ週(5.2万台を販売)に次ぐ販売台数となっている。
※引用先:今週のランキング | メディアクリエイト(但し、記事は週間で上書きされます。)
PSVRが発売されたのは、2016年10月13日ですので、ちょうど1年です。1年で累計21.7万台ですが、これは多いのか少ないのか、どうなのでしょうか。
PS4本体やPS4PROと比較
現在のPS4本体(pro含む)の国内累計販売台数は、約543万台です。よって、PSVRの累計21.7万台は、PS4本体台数の約4%です。これは多いとはいえないです。少ないと思います。
PS4PROは2016年11月に発売されました、PSVRより1ヶ月遅れで、もうすぐ1年となります。PS4PROの国内累計販売台数は40万台です。PS4本体全体に対して、約7%です。これも多いとはいえないと思いますが、PS4PRO40万台に対して、PSVR21.7万台は、妥当な感じがします。
PS4本体自体は2014年2月に発売で、1年目は103万台の販売台数です。
同じく周辺機器のWiiバランスボードはどれくらい売れたのか
PSVRはPS4の周辺機器です。同じく周辺機器で、大ヒットした商品に、Wiiバランスボードがあります。Wiiバランスボードは、当初、Wiifitソフトとのセット販売でした。世界トータルでの売上ですが、2010年時点で、約3200万台の販売とのことです。2010年時点のWii本体の累計販売台数は8210万台だったので、WiiバランスボードのWii本体に対する比率は約39%です。
WiiバランスボードはWiifitソフトとのセットで定価8800円でした。一方、PSVRはカメラ付きで現在44980円(税抜)、値下げ前は49980円(税抜)と、高価です。
Wiiバランスボードと比べると、PSVRは約5倍〜6倍の価格なので、普及率が鈍くなるのは当然ともいえます。単純に、Wiiバランスボードの本体に対する普及率39%を6で割ると、6.5%です。それに対し、現在のPSVRの普及率は4%なので、1.5倍売上を伸ばして、6.5%近くになりたいところです。
しばらくは爆発的な増加は望めない?
発売以来、PSVRは品薄が続き、買いたくても簡単に買えない状況が続いていますが、仮に在庫が潤沢だったとしても、高価格であることを考えると、爆発的な普及は望めないように思います。ただ、値下げや供給改善、対応ソフトの増加により、この1年よりも普及速度は少し上がるとは思います。
安価なVR機器が望めるのは、早くてもPS5などの次世代になると思います。それまでは、PS4全体に比べると小さい、VR市場の醸成が続くのだと思います。
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