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ニンテンドースイッチ本体の転売価格は下がってきているのか?急落?

任天堂スイッチの転売価格が急落?

ネットで任天堂スイッチの転売価格が急落しているのではと話題になっているようです。一部まとめサイトでも、この話題を取り上げています。

この話題について、「需要と供給が釣り合ってきたか?」「転売爆死してほしい」「スイッチブームがおさまりつつある」「スイッチは人気あるわけじゃなく、転売できるから需要があるだけ」などという意見が出ています。

任天堂スイッチは新発売以降、品薄が続き、ヤフオクでの転売やアマゾンや楽天などプレミア価格での出品が目立ちます。転売価格(プレミア価格)が成り立つのは、需要と供給が釣り合っていないからというのは確かです。

では、実際に、任天堂スイッチの転売価格は急落しているのでしょうか。調べてみました。

 

ヤフオクの平均落札価格の推移

下のグラフは、オークション最大手「ヤフオク」での任天堂スイッチ本体の日別の平均落札価格の推移です。

対象は、「スイッチ 本体 新品」で検索したもので、スプラ2同梱版やソフトやおまけをつけたものは除きました。1ヶ月で385品の落札がありました。

※引用先 ヤフオク! - 日本NO.1のネットオークション、フリマアプリ

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この調べた期間では、9月7日の40000円が最高価格で、直近の10月1日には36886円と落札価格は約3000円下落しています。

ヤフオク出品者は落札金額から落札システム利用料が引かれます。落札システム利用料は、落札価格の8.64%です。36886円の落札価格の場合、そこに8.64%がかかり、3186円が落札システム利用料としてヤフオクに引かれます。つまり、出品者には36886ー3186=33700円が手元に残ります。任天堂スイッチ本体は税込定価32378円なので、出品者が定価で購入していた場合、33700ー32378=1322円が利益です。

急落といえるかは分かりませんが、落札価格が下落しているのは事実で、転売の旨味も少なくなってきているようです。

 

価格.comでの業者価格の推移

下のグラフは、価格.comに登録されている販売業者の任天堂スイッチ本体(グレー)の日別平均価格の推移です。

価格.comでは、amzonや楽天、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどプレミア価格(転売価格)では販売しない大手の登録もありますが、任天堂スイッチの場合、大手量販店では販売再開も即品切れで、価格.comに表示されているのは、ほとんどがプレミア価格で販売している業者という状態です。

10月3日時点では29の業者の価格が表示されています。

※引用先 価格.com - 「買ってよかった」をすべてのひとに。

f:id:gamedog:20171003194146j:plain

 

この3ヶ月では、任天堂スイッチ本体の最高平均価格は、スプラ2発売後の7/26の52070円です。そこから価格は下がり、モンハンXX発売前の8/22に50076円に上昇し、また下降しています。直近10/3の平均価格は39917円です。

やはり、全体的に見ると、スプラ2の人気があったと思われ、そこをピークに価格は下がってきているようです。ただ、まだ税込定価の32378円より高いプレミア価格で販売しています。

 

今後どうなるか

任天堂スイッチ本体の転売やプレミア価格での販売は無くなりそうか。ヤフオクの価格の推移を見ると、間も無く転売は無くなりそうです、業者のプレミア価格販売も価格推移を見る限り、さらに価格が下落して、消えそうです。

ただ、スイッチ本体の供給がさらに増えるか、安定するかどうかにかかっているともいえます。10月末には目玉ソフト「スーパーマリオオデッセイ」が発売されますし、また、需要が最大化する12月のクリスマス商戦があります。

2015年の国内のWiiu本体の販売台数で見ると、1月〜11月の月間平均台数の6.5倍もの台数を12月に販売しています。

おそらく12月には、一時的かもしれませんが、スイッチ本体が品切れする可能性は充分にあるので、再び、転売が盛り上がってしまうかもしれません。

 

 

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