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【日本(国内)】ハード別ソフト販売数(年別)

日本(国内)のハード別ソフト販売数

先日の記事で、世界トータルのハード別ソフト販売数をまとめました。今回は、日本国内のハード別ソフト販売数を調べました。

www.game-dog.net

先日の記事同様に、2006年からのデータで、Wii、DS、PS3世代以降の主要ハードを対象にしています。

※数字の引用は、http://www.vgchartz.com

 

下のグラフが、日本国内のハード別ソフト販売数の年別グラフです。

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DSやPSPは2004年に、XBOX360は2005年に、WiiやPS3は2006年に新発売されました。

【任天堂】DS、3DSが国内市場のメイン、Wii好調も、Wiiuは失敗

グラフから分かるように、この10年の国内のソフト販売はDSと3DSが圧倒的にメインであることが分かります。ソニーのPSPも10年と11年は据置機を上回るソフト販売数であり、国内市場は携帯機メインであったともいえます。

この期間のDSのソフト販売数の最高値は、06年の3720万本です。06年は前年からの脳トレブームが続いており、DSliteも発売された年です。DSliteも現在の任天堂スイッチ同様に入手困難で、転売も問題になっていました。私も朝6時ぐらいから量販店に並んで、購入した記憶があります。しかも、今までゲームに無縁だった実家の母親に、脳トレがしたいと頼まれて購入しました。すごいブームでした。

グラフに話を戻すと、DSは06年07年をピークに失速しますが、11年に3DSと世代交代します。3DSはDSほどのソフト販売数ではありませんが、それでも国内では他ハードと大きく差をつけていて、海外のように、世代交代失敗というほどではありません。ただ、13年の2443万本が最高値で、下降しており、すでにピークは過ぎています。

任天堂の据置機では、Wiiが08年に1415万本の最高値で、この10年の他据置機を含めて最高値です。07年〜09年は、PS3に差をつけています。しかし、Wiiuへの世代交代は、海外同様に失敗しています。Wiiuは15年16年も、前世代のPS3のソフト販売数を下回るぐらい低迷しています。

 

【マイクロソフト】当初から低迷、XBOXONEでほぼ壊滅状態に

マイクロソフトのXBOX360は、世界トータルでは、PS3を少し上回るほど好調でしたが、日本国内では、PS3と比べて、明らかに低迷しています。X360のソフト販売数は、09年の224万本が最高値です。06年から16年の累計ソフト販売数は、X360はPS3の約15%しかありません。しかし、XBOXONEではさらに状況が悪化しています。XONEの14年から16年の累計ソフト販売数は、PS4の2.4%しかありません。世界トータルでもXONEは低迷気味ですが、それでも、PS4の50%のソフト販売数なので、日本国内のXBOXは壊滅状態といえます。

 

【SIE(ソニー)】PSPは一時DS超え、PS3は期間累計で据置機トップ、PS4への世代交代も成功か

PSPはDSが大ブームの06年には、ソフト販売数がDSの約15%と大きく差をつけらていましたが、10年には、PSPのソフト販売数の最高値の1654万本でDSの75%と迫り、11年には、1480万本で、DSと3DSの合計1443万本をわずかに超えています。2010年のPSPはモンハンP3rdが大ヒットしています。

PSPの後継機VITAのソフト販売数の最高値は16年の757万本で、10年のPSPの46%です。世界トータルではPSPの3分の1ぐらいまで減っていたので、日本国内はまだマシな方といえます。VITAはWiiuのソフト販売数を上回っていますし、PS4とも変わらないくらいです。でもVITAは2016年がピークのようです。グラフにはありませんが、今年2017年の8月2週までのVITAのソフト販売数は、175万本で、16年の同時期の397万本の44%と激減しています。

PS3は発売当初は、Wiiに差をつけられ、ソフト販売数の伸びも緩やかでしたが、発売6年目の11年にはソフト販売数の最高値1337万本でWiiを超えて、13年まで安定したソフト販売数となっています。06年から16年まで累計のソフト販売数では、PS3はWiiの117%とWiiを上回っています。

PS3からPS4への世代交代も成功とみていいと思います。PS4は16年にソフト販売数1098万本で、PS3のピーク時に迫る販売数となっており、世界トータルほどではありませんが、PS3の時より明らかに、急角度でソフト販売数を伸ばしています。

 

任天堂の据置機は復活なるか、PS4の好調は続くか

任天堂の据置機は世界トータル同様に、国内もWiiuで失敗していますが、今年発売の任天堂スイッチで復活となるかが注目です。任天堂スイッチが据置と携帯の統一機となるのではという憶測もありますが、今年の3DSはドラクエ11の発売もあって、8月2週時点では、前年比100%のソフト販売数です。ただ、3DSがピークを超えているのは間違いなく、任天堂スイッチが3DSの後継となるのか、それとも、スイッチとは別の3DSの後継機を発表するのか注目です。

PS4は国内でも伸びていますが、任天堂スイッチの発売で、影響が出るのか注目です。ちなみに、PS4の今年8月2週時点のソフト販売数は、前年比126%と、ドラクエ11発売もあって、順調です。

 

 

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