プレステVR、一瞬でブーム終了...ネガティブ過ぎる記事?
PSVRの現状を憂いた記事
PSVRの現状への批判と将来を憂いた、「プレステVR、一瞬でブーム終了…低レベルでゲーマーの失望深刻、販売小出しで話題づくり」という記事が出ています。
記事を要約すると、以下の通りです。
- 昨年はPSVR発売でVR元年と言われたが、現在は話題に上らない
- PSVRの性能の低さにガッカリする人が続出
- 対応ソフトも充実していない
- 国内の供給が極端に少なく、品薄で話題作りをした
- 3DSの3D機能と同じ末路を辿りフェードアウトするのでは
PSVRのネガティブ面を前面に押し出した批判的な記事となっています。確かに納得いく部分も多々あるのですが、もう少し明るい未来の話も書いてほしいなという印象です。
PSVRの低性能にガッカリ続出って本当?
PSVRとは、「まったく新しいゲームプレイ感覚が楽しめる」とうたったVRシステム。ゲーム機本体の「PlayStation 4(PS4)」とコードで接続したVRヘッドセットをかぶると、360度全方向を取り囲む3D空間が出現する。それにより、圧倒的な臨場感と没入感を体験できるという触れ込みだった。
「PSVRの性能には、正直ガッカリという印象でした。特に解像度は“2世代前のゲーム”に毛が生えた程度でしかなく、プレイ画面はかなりボヤけます。さらにヘッドセットをかぶっても、連動するはずの視点とゲーム操作の間にズレが大きいため、メディアで騒がれたほどの没入感や臨場感は得られませんでした」ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2017/08/post_20356.html
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記事のこの部分はネガティブに書き過ぎではと思いました。
確かにPSVRの解像度は、普通にテレビでPS4を見るより遥かに低画質で、特に、高画質ゲームに価値を求める人にとっては、低評価になると思います。
私自身は、画質は気にならず、むしろ結構綺麗だと思うほどで、バイオハザード7のVRプレイでの没入感はすごい体験だと感じました。
一般的には、PSVRはガッカリされているのでしょうか。
正確な指標ではありませんが、amazonのPSVRcamera同梱版の評価点数を見たいと思います。
このブログ記事執筆時点での、評価平均点は5点満点中3.0点でした。任天堂スイッチ本体は3.8点、PS4の旧型500GBモデルは4.1点なので、PSVRの3.0点は確かに評価が低いといえます。
しかし、アマゾンの評価は、アマゾンで購入していない人も評価をつけることができるため、不当な低評価に流れがちな傾向もあります。
そこで、「amazonでの購入のみ」のフィルターをかけると、PSVRの評価平均点は4.2点と高評価でした。「amazonでの購入者以外」では評価平均点は2.8点と、amazonでの購入評価との差が1.4点もありました。これは、かなり評価が下振れになってしまっていると感じます。
「amazonでの購入者以外」の低評価の中身を見ると、品薄で買えないことへの不満、転売屋に対する不満が多く、PSVRそのものへの評価は多くありません。
少なくとも購入者の評価はそれほど悪くはないのではと思います。
※Amazonの評価点について、以前記事にしています。Amazonレビュー平均得点は信用できる?ドラクエ11やスプラ2の得点は? - ゲームの犬
対応ソフトが充実していない?
PSVR対応ソフトは少ないのでしょうか。
記事執筆時点で、パッケージソフトは16本(誤差があるかもしれませんが)、配信専用ソフトは50〜60本ぐらいあります。結構数はあると思います。
個人差があると思いますが、自分にあったタイトルがあれば、問題ないでしょう。
ただ、個人的には大型タイトルが少ないと思います。
私が、まともにプレイしたのは、バイオハザード7のみです。
期待されていたグランツーリスモSPORTS(2017年10月発売)もVR対応は一部のゲームモードとちょっとがっかりです。
現在のVRソフトラインナップには、ミニゲームだったり、ほぼ映像のみのものも多いのが実状で、ソフト充実度への不満はもっともかと思います。
初期出荷200万台中、日本国内出荷は5万台?
PSVRの場合、初期出荷数200万台のうち、日本国内に出荷したのはわずか5万台程度。供給が極端に絞られたことで品薄となり、それで騒がれた面が大きかったと思います」
ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2017/08/post_20356_2.html
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確かに、PSVRの国内初週売上は約5万台と発表されていました。その後、品切れとなっていたので、国内出荷は約5万台は正しいかと思います。
「PlayStation VR」の初週販売数は5万1000台。「ライズ オブ ザ トゥームレイダー」などの新作もランクインした「週間販売ランキング+」 - 4Gamer.net
しかし、初期出荷数200万台は本当なのでしょうか。
2017年2月26日のPS公式ツイッターで世界累計実売数が91万5千台に達したと発表しています。
初期出荷200万台だったら、半分売れ残っているということになります。
実際、海外では売れ残っているという可能性もありますが、どうなんでしょうか。
でも、国内で品薄なのは確かです。未だに、大型量販店でも、ほぼ月1回の入荷ですし、amazonではプレミア価格での出品となっており、普通に購入できないです。
発売当初から欲しかった人でも入手するのに苦労していたり、せっかくバイオハザード7という人気タイトルがVR対応しているのに、PSVRが簡単に購入できないというのは、不満に思っている人が多いと思います。
今回のPSVRに対しての記事ですが、かなり批判的すぎると思いました。
しかし、共感できる部分もありました。
私が思うにPSVRでソニーは供給体制、ソフト開発、価格設定の面で、慎重過ぎるなと思っています。
現行のPSVRは初号機として今後の事業継続の為にも赤字を出さないように慎重になっているのかもしれませんが、やはり1ユーザーとしては、もっと頑張って、生産供給して、面白いソフトをたくさん作ってほしいと思います。
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