スイッチ版DOOMのIGNレビューで任天堂ボーナスポイント?お金で不正?
スイッチ版DOOMのIGNレビューが他機種版を1.4ポイント上回って荒れる
海外で発売された任天堂スイッチ版「DOOM」(日本は2018年春発売予定)のレビュー点数が、2016年に発売された他機種版(PS4、XBOXONE、PC)の時の点数を上回っているのがおかしいと話題になっています。話題となっているのはゲームメディアであるIGNのレビューで、PS4版などでは7.1点だったのが、スイッチ版では8.5点と1.4点高くなっています。上回るのがおかしいという主な根拠は、PS4版などに比べてスイッチ版はグラフィック解像度やフレームレート(fps)が低いのに、得点が上回るのはおかしいということのようです。本当におかしいことなのでしょうか。
グラフィックやフレームレートは比較し易いが、携帯性やジョイコンなどはどう評価?
グラフィック解像度やフレームレートは明確な数字のために機種間で比較しやすい項目です。ただ明確な数字とはいえ、実際にプレイして検証しないと分からない部分もあります。実際にプレイすると、解像度やフレームレートが可変なことはよくあり、ゲームプレイに悪影響になっている場合がありますし、うまくストレスを感じないようにしている場合もあります。ただ、ハードの性能としては、任天堂スイッチとPS4を比較した場合、PS4の方がグラフィックや動作処理の性能は上なので、DOOMで比較しても、スイッチ版が劣るのは納得感があります。
しかし、スイッチ版には他機種には無い機能があります。それは、携帯できる点やジョイコン操作ができる点です。これは任天堂スイッチの優位な点です。単純にはこの部分が加点されていると想像できます。問題のIGNレビューでも携帯できることを評価しています。またジョイコン操作についても、非常にクールで没入感があると評価しています。
ただ、携帯性やジョイコンなどのギミック要素の評価は人によって納得感に違いが出ると思います。そういう意味ではグラフィックも同じですが、その要素をどれくらい重視するかによってレビューの得点のつけ方が大きく変わってきます。
PS4版などのDOOMは発売後に数回アップデートで改善されている
DOOMのスイッチ版は海外で今年11月に発売でしたが、PS4など他機種版は2016年5月に発売されています。IGNレビューはその発売時のものですが、DOOMはその後、複数回アップデートをしており、改善がされています。今回の任天堂スイッチ版はその改善されたものが基となっているので、レビュー得点が上がっていると思います。今回のDOOMスイッチ版のIGNレビューの中でも、PS4版などについて、当初悪かったマルチプレイがアップデートで良くなったことに言及しています。他機種版も再度レビューすれば、当然、得点が上がるのだと思います。
まとめサイトの煽りタイトルの問題
今回のDOOMレビューの話題について、まとめサイトの取り上げ方に問題を感じます。「任天堂ボーナスポイントだと話題に」「任天堂、お金でゲームレビューの点数を不正に買っていた説が浮上」など、扇動的なタイトルのつけ方です。実際にIGNサイトに寄せられたコメントを見ても、「任天堂ボーナスポイント」や「点数を不正に買っている説」などで盛り上がっているわけでは無いようです。特に、「点数を不正に買っている説」は言い過ぎだと思います。任天堂ファンやPS4ファンなどを、互いに煽ってPVを稼ぐということだと思います。このように悪意のある情報の出し方は勘違いする人もいると思うのでやめてほしいです。ゲーム業界全体にとって、好ましくないことだと思います。
売り上げランキング: 1,337
売り上げランキング: 562