ソニー、2018年末までにPSVRソフトを現在の150本から280本超に増量って...少ないのでは?
ソニー、2018年末までにPSVRソフトを現在の150本から280本超に増量
日本経済新聞の記事によると、SIE(ソニーインタラクティブエンタテインメント)はPSVR用ソフトを拡充するとのことです。2018年末までに、現在のソフト数約150本から、8割増の280本に増やすとのことです。
※全文↓
SIE、「プレステVR」のソフト280本超に :日本経済新聞
1年で8割増の280本って多い?
PSVR対応ソフトが、現在の150本から130本も増えて、280本になるという数字は多いようにも思いますが、本当にそうでしょうか。PSVRは新発売から1年3ヶ月です。それで、現在のソフト数が約150本、2018年末までに280本超ということは、1年で130本増やすということ。今までのソフト数と比較すると、ほぼ同じペースでしか増えていないことになります。
そもそも現在150本のPSVRソフトの内容は?
そもそも現在のPSVR対応ソフト150本の内容はどのようなものでしょうか。まず、150本もあるのでしょうか。PSSTOREでPSVRソフトを検索すると、、、144本ヒットしました。確かに、約150本あるようです。ただ、〜ver.、〜エディションなどで水増しされている感もあります。それでも、日本未発売のタイトルも入れると、もっと数は多いのかもしれません。
しかし、PSVRソフトは数は多いものの、質が高いソフトは少ないと言わざるを得ない状況だと思います。というのも、PSSTOREでのPSVRソフト144本中、無料が30本、1000円以下が18本、1000円台が35本、計83本、約6割が安いソフトです。無料や安いというのは、ありがたいことでもあるのですが、品質がそれなりであることも多く、実際、私もダウンロードしたものの、1回限りのプレイなど、ほとんど遊んでいないものばかり、つまり面白くないものが多いです。
まだまだ初期段階のPSVR
現在のソフトの品質、今後のソフト発売数を考えても、2018年はまだまだPSVRの普及初期段階となりそうです。望まれるのは、バイオハザード7のような、品質の高いPSVR対応ソフトです。昨年2017年9月に日本で開催されたプレイステーションプレスカンファレンスでは、PSVR本体の値下げや、今後の発売ソフトが紹介され、PSVRに力を入れていく感じでよかったのですが、例えば、そこで紹介された、PSVR専用のFPS「Bravo Team」は2017年12月発売が延期になり、現在、発売日未定の状況です。本格的なVR専用ソフトとして個人的に期待していたので、延期は残念でした。(世間的には延期は話題にもなっていないようでしたが、、、)
※発売日未定になった「Bravo Team」
私の家のPSVRも稼働が少ない状況です。たまに思い出したかのように遊ぶのですが、毎回、まずは、PSVRに積もった埃をティッシュで拭く必要があります。根本的なVRの問題点として、VR酔いや装着が面倒ということもあり、あまり遊んでいない要因ともなっていますが、それでも、バイオ7は面白かったので、酔うけど、たくさんプレイしました。果たして、PSVRは2018年にどれくらいの存在感をしめすことができるのでしょうか。
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GOTY(ゲームオブザイヤー)の歴代獲得率が大きいソフトランキング!
歴代GOTYの最多獲得率のソフトは何か(獲得数ではなく、獲得率)
先日のブログ記事で、GOTY(ゲームオブザイヤー)の歴代獲得数ランキングというのを書きましたが、今回は「獲得率」のランキングです。
↓前回の記事
GOTY(ゲームオブザイヤー)の歴代獲得数が多いソフトランキング! - ゲームの犬
前回の記事で書きましたが、世界中のGOTYを集計している海外サイト「Game of the year picks blog」は2003年から集計しているのですが、GOTYの総数が2003年は39個だったのが、2016年には419個と、GOTYの数自体が10倍以上に増えています。よって、「GOTY獲得数歴代最多!」となっても、GOTYの総数が増えたことも要因なので、一概に評価できない感じになってしまいます。よって、今回はGOTYの獲得数でなく、獲得率のランキングを調べました。獲得率とは、「Game of the year picks blog」で集計されているGOTYの総数に対して、そのソフトの獲得GOTY数の割合です。獲得数ランキングとは違う顔ぶれのソフトなのでしょうか。
調べたのは、海外サイト「Game of the year picks blog」で集計した数で、2003年から2016年のものです。
※引用GAME OF THE YEAR PICKS BLOG
1位:ウィッチャー3 ワイルドハント 2015年GOTY 獲得率59% 257個受賞/439個中
2位:バイオハザード4 2005年GOTY 獲得率57% 35個受賞/61個中
3位:ザ エルダースクロールズ Ⅴ:スカイリム 2011年GOTY 獲得率56% 227個受賞/403個中
4位:アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 2010年GOTY 獲得率53% 111個受賞/209個中
5位:ザラストオブアス 2013年GOTY 獲得率48% 249個受賞/523個中
6位:スター・ウォーズ:ナイツ・オブ・ザ・オールド・リパブリック 2003年GOTY 獲得率46% 18個/39個中
7位:アンチャーテッド4 2016年GOTY 獲得率39% 165個/419個中
8位:ハーフライフ2 2004年GOTY 獲得率38.2% 21個/55個中
9位:レッドデッドリデンプション 2010年GOTY 獲得率38.1% 111個/291個中
10位:ザ エルダースクロールズ Ⅳ:オブリビオン 2006年GOTY 獲得率35% 40個/113個中
以上、GOTYの獲得率ランキングでした。
ウィッチャー3は獲得数で1位でしたが、獲得率でも1位と、評価が高いのは疑いようがないようです。バイオハザード4は、国産ゲームとして、唯一のランクインです。
ちなみに、2017年のGOTYは、記事執筆時点で、ゼルダの伝説Botwが、225個中133個受賞、獲得率59%と、歴代1位のウィッチャー3と同じ獲得率となっています。2017年のGOTYは今年2018年3月くらいまで発表が増えていきますので、最終的に、どうなるのか楽しみです。
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マリオオデッセイがトップ返り咲き!スイッチがまた爆売れ!週間販売ランキング:2017/12/18〜12/24
ソフト週間販売ランキング:マリオオデッセイがトップ返り咲き!
1位 スーパーマリオ オデッセイ(Switch)17/10/27発売
209,630 累計1,292,281
2位 妖怪ウォッチ バスターズ2 秘宝伝説バンバラヤーソード/マグナム(3DS)17/12/16発売
184,739 累計393,279
3位 ポケットモンスター ウルトラサン/ウルトラムーン(3DS)17/11/17発売
176,789 累計1,345,962
4位 スプラトゥーン2(Switch)17/7/21発売
137,607 累計1,668,466
5位 マリオカート8デラックス(Switch)17/4/28発売
100,205 累計1,045,438
6位 カービィ バトルデラックス!(3DS)17/11/30発売
42,796 累計115,324
7位 ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(Switch)17/3/3発売
35,565 累計738,026
8位 ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT DX(Switch)17/9/22発売
27,053 累計177,835
9位 ARMS(Switch)17/6/16発売
25,285 累計297,491
10位 アイドルマスター ステラステージ(PS4)17/12/21発売NEW
23,772 累計23,772
<ハード販売台数>
Switch 269,684
New3DSLL 27,947 New2DSLL 45,387 2DS 6,992 New3DS 311 計80,637
PS4 50,662 PS4Pro 16,595 計67,257
VITA 14,041
XBOXONE 687 XBOXONEX 32 計719
Wiiu 98
PS3 40
今週は年末クリスマス商戦で需要が最大化する週でしたが、ゲームハードでは、任天堂スイッチが先週よりさらに売上を伸ばして、約27万台とかなり大きい売上でした。スイッチはこれで、国内累計318万台と、300万台突破しました。
スイッチに次いで売れたのは、3DSでした。ただ、3DSは昨年同時期の週18万台から、今年は8万と減りました。スイッチに人気が奪われたようです。
PS4は今週6.7万台と先週6.3万台より微増でしたが、昨年同時期の10万台より減少しました。
ソフトも、1位から9位までを、任天堂スイッチと3DSのソフトが占め、クリスマス商戦の任天堂の強さが目立ちました。
1位はマリオオデッセイで、21万本と非常に大きい売上でした。
5位のマリカ8DXは今週10万本で、累計100万本突破しました。ゼルダBotw、ポッ拳DX、ARMSも週販を伸ばして、ランクインしました。
10位には、新発売のアイドルマスター ステラステージ(PS4)でした。今週は、唯一ランクインのPS4ソフトでした。2016年発売の前作アイドルマスター プラチナステージ(PS4)の初週7.6万本から本作は2.4万本と大きく減少してしまいました。
次週は、年末で、新作ソフトはほとんどないようです。その中で、マリオパーティ100 ミニゲームコレクション(3DS)はランクインしそうです。トップは、今週と同様に、マリオオデッセイ、妖怪、ポケモンの争いになりそうです。
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GOTY(ゲームオブザイヤー)の歴代獲得数が多いソフトランキング!
歴代GOTYの最多タイトルは何か
GOTYとはGame of the year(ゲームオブザイヤー)の略で、その年の一番のゲームソフトに与えられる賞です。世界中の、主にゲーム関連雑誌やインターネットサイトがGOTYを発表しています。開発者が登壇して表彰される大規模なものから、無名のサイトまであるので、それぞれのGOTYの重みは違ってくるのですが、GOTY受賞の数が多いと、「GOTY最多受賞!」などとネットニュースに取り上げられたりします。では、歴代のGOTY獲得最多タイトルは何か、調べました。
調べたのは、海外サイト「Game of the year picks blog」で集計した数で、2003年から2016年のものです。
※引用GAME OF THE YEAR PICKS BLOG
1位:ウィッチャー3 ワイルドハント 2015年GOTY 257個受賞/439個中
2位:THE LAST OF US(ザラストオブアス) 2013年GOTY 249個受賞/523個中
3位:ザ エルダースクロールズ Ⅴ:スカイリム 2011年GOTY 227個受賞/403個中
4位:アンチャーテッド4 2016年GOTY 165個受賞/419個中
5位:グランドセフトオートV 2013年GOTY 160個受賞/523個中
6位:ドラゴンエイジ:インクイジション 2014年GOTY 134個受賞/388個中
7位:レッドデッドリデンプション 2010年GOTY 111個受賞/291個中
7位:アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 2010年GOTY 111個受賞/209個中
9位:オーバーウォッチ 2016年GOTY 102個受賞/419個中
10位:ウォーキング・デッド 2012年GOTY 75個受賞/385個中
以上、GOTYの歴代最多受賞タイトルのランキングでした。2003年からのランキングでしたが、実は、GOTYの総数が2003年は39個に対し、2016年は419個と、GOTYの総数自体が近年大きく増えているので、ランキングもここ10年のソフトになりました。例えば、2013年はラストオブアスが最多249個受賞で、ネットニュースでも「歴代最多!」と報じられましたが、2013年のGOTY総数も523個で歴代最多でした。そういう意味では、獲得数よりも獲得率の方も気になりますが、それはまた別記事でまとめたいと思います。
ちなみに、今年2017年のGOTYは、記事執筆時点で、ゼルダの伝説Botwが、86個受賞(134個中)と圧倒的に多く受賞しており、2017年の最多受賞は間違いないところです。最終的に何個受賞するのかも注目となります。
ちなみに、、、歴代獲得率のランキングは以下の記事をご覧ください。
GOTY(ゲームオブザイヤー)の歴代獲得率が大きいソフトランキング! - ゲームの犬
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UKで今年売れたゲームソフトの半分以上がPS4ゲームだったらしいけど、他の国は?
UKで今年売れたゲームソフトの半分以上がPS4ゲーム
ネットニュースで「今年売れたゲームソフトの半分以上がPS4のゲームだった」とありました。
※元記事PS4 took half of all UK physical game sales in 2017 | GamesIndustry.biz
まとめサイトなどでこの話題が取り上げられ、「PS4は覇権ハードだ」「凄すぎる」などとコメントがされているのですが、記事の中身を見ると、UK(イギリス)限定の話でした。そもそもUK(イギリス)はどれくらいのゲームソフト販売規模なのか、また、他の国ではゲームソフトのハード別販売はどのような状況なのか、調べました。
データは海外の集計サイトVGCHARTZからの引用で、期間は、今年2017年1/1から11/4までのデータです。
※データ引用http://www.vgchartz.com
UKのソフト販売数はアメリカの約5分の1、日本の約半分
下のグラフは今年1月から11/4までの、国別のソフト販売数です。ネットニュースで取り上げられたUK(イギリス)のソフト販売数の規模は大きくないのが分かります。UK(イギリス)とほぼ同じですが、FRA(フランス)やGER (ドイツ)の方が若干上回っています。また、JPN(日本)はUKの約2倍、USA(アメリカ)はUKの約5倍もソフト販売があります。
【UK(イギリス)】ハード別ソフト販売割合
UKはソフト販売規模は大きくはないのですが、今回のネットニュースであったように、PS4ソフトが半分以上なのか、調べました。
下のグラフはUK(イギリス)のハード別ソフト販売の割合です。
今回のデータでは、PS4ソフトは半分以上ではありませんでしたが、47%とほぼ半分を占めており、圧倒的です。またXBOXONEも29%と存在感のある数字です。Switchは8%とまだまだマイナーな感じです。
【USA(アメリカ)】ハード別ソフト販売割合
販売規模が一番大きいアメリカのハード別ソフト販売割合です。
アメリカでは、UKと比べて、若干PS4とXBOXの割合が落ちて、Switchの割合が増えています。ただ、Switchの割合はまだまだ少ない印象で、やはり、PS4がシェアを圧倒しているのはUKと同じのようです。
【JPN(日本)】ハード別ソフト販売割合
アメリカに次いで、2番目に販売規模が大きい日本のハード別ソフト販売割合です。
日本は、アメリカやイギリスと大きく傾向が違っていて、トップシェアはPS4と3DSが同率です。本数では、約15000本差で、若干PS4がトップです。今年3月発売のSwitchですが、ソフト販売数は20%と結構多いです。3DSとSwitchを合わせれば、54% と、日本では任天堂ハードが強いのが分かります。ただ、他国では1%以下のVITAも9%と存在感があります。また、XBOXONEは日本では数字に出てこないぐらい少ないです。
【FRA(フランス)】ハード別ソフト販売割合
フランスでは、UKと同じく、PS4が強く、47%と約半分のソフト販売シェアです。ただ、アメリカやUKと違うのは、3DSが15%と多いことです。また、XBOXONEは12%と、アメリカやUKと違って少ないです。
【GER(ドイツ)】ハード別ソフト販売割合
ドイツは、UK以上にPS4の割合が大きいです。53%と半分以上です。しかし、XBOXは9%と少ないです。
やはり他国でもPS4がトップシェアだが、日本ではちょっと弱い
国別のデータを見ても、やはりPS4ソフトはトップの販売シェアでした。ただ、日本では、比較的少ないシェアでした。日本の3DSがさらに伸びることはないように思いますが、3DSの代わりにSwitchがこれから増えそうなので、日本では、2018年にSwitchがPS4を逆転するかどうかというところです。アメリカやヨーロッパ各国でも、今後、Switchのソフト販売の割合が増えてくると思いますが、PS4を逆転するまでは厳しそうです。
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妖怪ウォッチがトップ!スイッチが爆売れ!週間販売ランキング:2017/12/11〜12/17
ソフト週間販売ランキング:妖怪ウォッチがトップ!
1位 妖怪ウォッチ バスターズ2 秘宝伝説バンバラヤーソード/マグナム(3DS)17/12/16発売NEW
208,540 累計208,540
2位 スーパーマリオ オデッセイ(Switch)17/10/27発売
133,180 累計1,082,650
3位 ポケットモンスター ウルトラサン/ウルトラムーン(3DS)17/11/17発売
119,005 累計1,169,173
4位 スプラトゥーン2(Switch)17/7/21発売
70,489 累計1,530,859
5位 マリオカート8デラックス(Switch)17/4/28発売
50,679 累計945,232
6位 地球防衛軍5(PS4)17/12/7発売
33,333 累計144,408
7位 龍が如く 極2(PS4)17/12/7発売
26,650 累計158,581
8位 カービィ バトルデラックス!(3DS)17/11/30発売
25,180 累計72,528
9位 デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー(VITA)17/12/14発売NEW
24,636 累計24,636
10位 デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー(PS4)17/12/14発売NEW
20,890 累計20,890
<ハード販売台数>
Switch 221,210
PS4 45,161 PS4Pro 17,804 計62,965
New3DSLL 19,115 New2DSLL 31,653 2DS 4,324 New3DS 421 計55,513
VITA 9,049
XBOXONE 2,175 XBOXONEX 132 計2,307
Wiiu 75
PS3 44
1位は、新発売の妖怪ウォッチバスターズ2(3DS)でした。初週21万本でトップの売上ですが、2015年発売の前作「妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊」の初週69万本から約70%減と大幅に減らしました。やはり妖怪ウォッチ人気が下がっているようです。
今週は任天堂ソフトが強く、先週以上に売上が上がっているソフトが多いです。
2位のスーパーマリオオデッセイは今週13万本の売上で、累計108万本でミリオンを突破しました。
4位のスプラ2は累計153万本になりました。Wiiuで発売の前作スプラトゥーンはWiiu国内のトップ売上で累計152万本でしたが、スプラ2が超えました。累計200万本のダブルミリオンも視野に入って、どこまで売上が伸びていくのか注目です。
スイッチ本体は、先週の16万台からさらに増えて、今週は22万台でした。今週と来週がクリスマス需要のピークだと思いますが、ものすごい数の販売です。累計は291万台なので、次週で300万台突破となりそうです。PS4は現在国内累計578万台なので、スイッチはすでにPS4の半分にまで到達しました。
また、今週はXBOXONEが2機種計2307台と、先週の481台から大幅に増えました。これは、世界的に大人気のバトルロワイヤルゲーム「PUBG」の発売効果と思われます。
次週は、リディー&スールのアトリエのシリーズ最新作がPS4、VITA、Switchで発売され、注目ですが、ランキングは、今週同様に、妖怪、マリオ、ポケモンのトップ争いとなりそうです。
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任天堂Switch、PS4、XBOXONEは、どの国地域でどれくらい売れている?
任天堂Switch、PS4、XBOXONEは、国地域別にどのような売れ行きなのか
今年は任天堂Switchが新発売で好調、PS4も依然好調で、家庭用ゲームハードが活況な感じです。日本でも任天堂スイッチの販売台数が多いものの、依然品薄です。では、実際のデータとして、どの国地域でどのような売れ行きなのか、XBOXONEも含めて、調べました。
調べたのは、海外サイトVGchartzのデータで、現在判明している今年10/28までの数字です。
任天堂スイッチは日本で強い、PS4は、他ヨーロッパ、他地域で圧倒的
下のグラフは、今年2017年の10/28までの、各国地域別、ハード別の販売台数です。
USA=アメリカ、JPN=日本、UK=イギリス、GER=ドイツ、FRA=フランスです。他EURは、イギリス、ドイツ、フランス以外のヨーロッパ各国です。他地域は、アメリカ、日本、ヨーロッパ以外ということです。
国単位で見ると、やはりアメリカの販売規模が一番大きいです。任天堂スイッチは今年3月からの発売なので販売期間が少し短いのですが、アメリカではPS4が若干任天堂スイッチを上回っています。(PS4:271万、Switch:261万)XBOXは155万台と、差をつけられています。
アメリカに次いで販売規模が大きい国は日本です。日本ではXBOXONEは約7千台と悲惨なことになっていますが、スイッチは202万台とよく売れていて、PS4も138万台と、UK(56万)やGER(78万)、FRA(58万)に比べても販売台数は約2倍と多いです。
UK、GER、FRAと、国単位では規模はあまり大きくないです。ハードではどこもPS4が優位です。FRAは若干、PS4とスイッチの差が小さいです。
特筆すべきは、他EURと他地域でのPS4の販売台数の多さです。スイッチやXBOXと比べて、圧倒的にPS4の販売台数が多いです。PS4は各国地域への供給量も多く、販売網がしっかりと整備されていると思われます。家電ソニーの強い販売網が現れています。
累計販売台数では、任天堂スイッチから見て、PS4の背中はまだまだ遠い
下のグラフは、今年2017年10/28までのハード別、各国地域別の累計販売台数です。
任天堂スイッチは今年発売されたハードなので仕方がないのですが、やはりPS4の累計販売台数が圧倒的に多いのが、分かります。ただ、アメリカやイギリスではXBOXONEがかなり健闘しています。
アメリカでは、PS4は累計2037万台、XBOXONEは累計1747万台です。スイッチは261万台なので、スイッチとPS4の差は、約8倍あります。
日本ではPS4が累計545万台に対し、スイッチが202万台と約2.5倍の差と、他国地域に比べ、差が小さいです。日本では、最新の12月の販売データで推察すると、年内に、PS4は約600万台、スイッチは約300万台と、スイッチとPS4の差は約2倍と、スイッチが差を縮めると思われます。このペースで行けば、日本では来年中にスイッチがPS4に追いつくかもしれません。
任天堂スイッチの増産、出荷増での販売増に注目
今回のデータは10/28までの数字でしたが、国内の週販を見るに、スイッチの増産による出荷増が反映されはじめたのが、この10/28の週からでした。ここから、スイッチがどれくらい販売を増やすのか注目です。ただ、年内は、海外では、PS4はブラックフライデー時の大幅な値下げ、XBOXも上位機種XBOXONEXの発売などで、販売増していると思われます。来年2018年に、スイッチが好調を継続できるのか、PS4の勢いは落ちるのか、今後確認したいと思います。
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龍が如くと地球防衛軍がワンツー!スイッチもPS4も販売増!週間販売ランキング:2017/12/4〜12/10
ソフト週間販売ランキング:龍が如く極2がトップ!
1位 龍が如く 極2(PS4)17/12/7発売NEW
131,931 累計131,931
2位 地球防衛軍5(PS4)17/12/7発売NEW
111,075 累計111,075
3位 ポケットモンスター ウルトラサン/ウルトラムーン(3DS)17/11/17発売
106,094 累計1,050,168
4位 スーパーマリオ オデッセイ(Switch)17/10/27発売
95,816 累計949,470
5位 スプラトゥーン2(Switch)17/7/21発売
50,594 累計1,460,370
6位 マリオカート8デラックス(Switch)17/4/28発売
33,315 累計894,553
7位 仮面ライダー クリマックスファイター(PS4)17/12/7発売NEW
21,971 累計21,971
8位 ゼノブレイド2(Switch)17/12/1発売
19,678 累計117,409
9位 カービィ バトルデラックス!(3DS)17/11/30発売
19,325 累計47,348
10位 ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(Switch)17/3/3発売
14,342 累計682,992
<ハード販売台数>
Switch 164,908
PS4 40,524 PS4Pro 45,163 計85,687
New3DSLL 15,059 New2DSLL 27,074 2DS 3,192 New3DS 248 計45,573
VITA 8,483
XBOXONE 406 XBOXONEX 75 計481
Wiiu 70
PS3 48
1位は、新発売の龍が如く極2(PS4)でした。先日のブログ記事では、予想17万本としましたが、予想を下回る初週13万本でした。
龍が如く極2の初週売上本数は?予想!かなり売れそう? - ゲームの犬
リメイク作の前作「龍が如く極」はPS4とPS3の2機種合計で16万本でしたが、それを超えませんでした。ただ、PS4単独では、前作10万本を超えました。このソフトに限ったことではありませんが、近年はダウンロード販売が増えていると考えられ、そのこともパッケージ販売本数が減ってきていることの要因かもしれません。
2位も、新発売の地球防衛軍5(PS4)でした。こちらもPS3で発売の前作「地球防衛軍4」の初週15万本を下回る結果でした。それでも10万本を超えているので、悪くない結果と言えます。
4位、5位、6位と任天堂Switchソフトのマリオオデッセイ、スプラ2、マリカ8DXです。クリスマス商戦、スイッチの販売増に合わせて、先週よりさらに販売数が増えています。
スイッチ本体は、先週の12万台から増えて16万台と、かなり多い販売台数です。今年3月の新発売時の週販33万台に次ぐ数量です。スイッチは国内累計269万台になりました。今年残り3週ですが、あと31万台で累計300万台に到達です。
PS4も先週の3.3万台から8.6万台と大きく増えました。普通のPS4も増えていますが、特にPS4proが先週の8千台から4.5万台と大きく増えています。これは、モンハンデザインの限定のPS4proの発売によるものと思われます。
次週は、PCで世界的に大人気のマルチプレイバトルロワイヤルゲーム「PUBG」の販売数が注目ですが、国内ではかなり普及台数が少ないXBOXONEでの発売ですので、ランクに入るのは厳しそうです。トップはポケモンの返り咲きになるでしょうか。
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任天堂スイッチが全世界販売台数1000万台突破!WiiuやWii、PS4と比較してどう?
公式発表:任天堂スイッチが全世界販売1000万台突破!
任天堂がニュースリリースで、任天堂スイッチの全世界累計販売台数が1000万台を越えたことを発表しました。12月10日時点での突破とのことです。これは、発売から41週目であり、9ヶ月と2週目となります。
※任天堂発表ニュースリリース : 2017年12月12日
任天堂スイッチは新発売後から国内外で順調な販売が継続しているようですが、実際、どれくらい好調なのでしょうか。
前ハードWiiuとは見違えるほどの好調
前ハードWiiuと比べると、任天堂スイッチは絶好調と言えます。任天堂スイッチが1000万台を達成したのは、発売後41週でしたが、同期間でWiiuは世界累計335万台でした。任天堂スイッチの方が、約3倍多いということです。Wiiuが1000万台に到達するまでには、約2年8ヶ月もかかっています。Wiiuは新発売から任天堂スイッチ発売まで4年3ヶ月と短命ハードで、世界累計1350万台と不振ハードでした。ひとまず、任天堂はWiiu時の低迷からは脱したといえます。
前々ハードWiiには若干劣るが、次ぐペース
任天堂の前々ハードWiiは世界累計1億台に到達した大人気ハードでした。Wiiが1000万台に到達したのは、発売後36週目、8ヶ月目です。任天堂スイッチの1000万台到達が41週目なので、1ヶ月分、Wiiの方が早かったことになります。Wiiの41週目は累計1154万台でした。任天堂スイッチはWiiには若干劣るペースですが、差はわずかです。Wiiは約6年のハードで、累計1億100万台でした。任天堂の君島社長は以前、任天堂スイッチがWiiと同程度の販売台数になる可能性があると語っていましたが、Wiiの累計1億台を将来的な目標に据えるのは妥当な状況になっています。
PS4にも迫るペース
PS4は現在の据置機では世界トップシェアで、先日、ソニーが世界累計7000万台突破を発表した大人気ハードです。PS4が1000万台に到達したのは、発売後39週目でした。任天堂スイッチの1000万台到達の41週目より2週早いです。しかし、わずかな差です。PS4の発売41週目は累計1043万台でした。PS4とWiiは、似たような販売ペースなことが分かります。任天堂スイッチは、この両ハードと同レベルの販売ペースなので、かなり順調といえます。
任天堂スイッチは今後も順調か?懸念は?
任天堂スイッチは国内販売を見ても、まだ品薄が継続しており、出荷を増やせれば、まだまだ販売ペースを上げれそうな感じがします。携帯性能により、一家に一台でなく、一人に一台を目指せるのも好材料です。また、Wiiは発売時定価25000円でしたが、任天堂スイッチは30000円と、将来的な値下げ余地がありそうなこともプラスです。
しかし、懸念もあります。一番大きな懸念はソフト不足による販売失速です。任天堂スイッチの発売1年目は、ゼルダの伝説、マリカ8DX、スプラ2、マリオオデッセイと自社の大ヒットソフトが充実していて、ハード販売を牽引したと言えますが、今後も自社ソフトだけで、ヒットを連発できるかどうかは不確定で、やはりサードソフトの充実は欠かせないところです。しかし、Wiiuの不振とPS4の好調により、近年のサード各社は任天堂ハードよりもPS4優先のソフト開発となっています。任天堂スイッチの好調により、着々とサード各社のソフト開発も増えていますが、それがしっかりと結果が出るのか不安なところです。
まだ2年目のソフト販売スケジュールの概要も見えていない状況なので、より懸念されるところです。今後、その懸念を払拭できるのか、任天堂からの続報に注目です。
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