昔に比べてゲームソフトの価格は高くなった?(据置機)
ゲームソフトの価格はどう変わってきたのか
安いものもありますが、今のPS4や任天堂スイッチのパッケージソフトの定価は6000円から9000円ぐらいでしょうか。ゲーム機本体が3万円ぐらいと考えても、結構な価格といえます。もちろん定価から割引販売があったり、中古販売があったり、廉価版が出たりともっと安く買えるのですが、基本無料のスマホゲームがある現世代では、ゲームにお金を掛けたく無いという人達もいるようです。
このゲームソフトの価格ですが、昔に比べてどうなのか、調べてみました。
調べたのは、据置機のソフトを対象に、1985年から、各年の国内販売本数1位の据置機ソフトの税抜き定価です。
国内販売1位ソフト(据置機)の定価(1985年〜2016年)
年 | ソフト名 | ハード | 税抜定価 |
1985 | スーパーマリオブラザーズ | FC | 4,900 |
1986 | スーパーマリオブラザーズ2 | FCD | 2,500 |
1987 | ドラゴンクエスト2 | FC | 5,500 |
1988 | スーパーマリオブラザーズ3 | FC | 6,500 |
1989 | ファミコンジャンプ英雄列伝 | FC | 6,500 |
1990 | ドラクエ4 | FC | 8,500 |
1991 | スーパーマリオワールド | SFC | 7,700 |
1992 | ストリートファイター2 | SFC | 9,800 |
1993 | ストリートファイター2 ターボ | SFC | 9,980 |
1994 | ファイナルファンタジー6 | SFC | 11,400 |
1995 | ドラゴンクエスト6 | SFC | 11,800 |
1996 | スーパーマリオRPG | SFC | 7,500 |
1997 | ファイナルファンタジー7 | PS | 6,800 |
1998 | バイオハザード2 | PS | 6,800 |
1999 | ファイナルファンタジー8 | PS | 7,800 |
2000 | ドラゴンクエスト7 | PS | 7,800 |
2001 | ファイナルファンタジー10 | PS2 | 8,800 |
2002 | ワールドサッカー ウイニングイレブン6 | PS2 | 6,800 |
2003 | ファイナルファンタジー10-2 | PS2 | 7,800 |
2004 | ドラゴンクエスト8 | PS2 | 8,800 |
2005 | キングダムハーツ2 | PS2 | 7,400 |
2006 | ファイナルファンタジー12 | PS2 | 8,562 |
2007 | Wii Sports | Wii | 4,570 |
2008 | Wii fit | Wii | 8,380 |
2009 | NewスーパーマリオブラザーズWii | Wii | 5,523 |
2010 | Wii party | Wii | 4,570 |
2011 | ファイナルファンタジー13-2 | PS3 | 7,600 |
2012 | ワンピース 海賊無双 | PS3 | 7,800 |
2013 | グランドセフトオート5 | PS3 | 7,400 |
2014 | マリオカート8 | Wiiu | 5,700 |
2015 | スプラトゥーン | Wiiu | 5,700 |
2016 | ファイナルファンタジー15 | PS4 | 8,800 |
※FC=ファミコン、FCD=ファミコンディスクシステム、SFC=スーパーファミコン
スーファミソフトが高い、現世代は安くなっている
上の表の通り、スーファミソフトの価格が高いです。一番高いのが、ドラクエ6の11800円でした。これだけ高くても、累計300万本の超大ヒットでした。
各年、主流のハードが数年間、ソフト売上トップとなっていますが、上の表での各ハード別のソフト平均価格は以下のようになります。
- ファミコン 6,380円
- スーファミ 9,697円
- PS 7,300円
- PS2 8,027円
- Wii 5,761円
- PS3 7,600円
- Wiiu 5,700円
スーファミとWiiuの価格差が4000円もあります。スーファミ時代のソフトが高かった理由には様々ありますが、主な要因の1つは、カートリッジソフトのコスト高があります。内部に入れるROMの調達コスト、カートリッジの組み立てにコストがかかります。一方、PSソフトは、ディスクメディアなのでコストが安いです。
スーファミソフトが高い主な理由の2つ目は、強いライバル不在です。ファミコン時代からですが、国内家庭用ゲーム機市場は、ほぼ任天堂独占状態でした。スーファミのライバルハードとしては、PCエンジンやメガドライブ、ネオジオとありましたが、ソニーのPSが登場するまで、任天堂ハードの1強他弱でした。ソフトの価格を下げる理由がなかったということだと思います。
それにしても、FF6もドラクエ6も、1万円を超える定価でも大ヒットしてたので、家庭用ゲーム市場が元気だった時代ともいえます。
また、2016年のトップソフトはPS4のFF15でしたが、今年2017年のトップソフトが何になるのかも気になります。現在のトップはPS4のドラクエ11ですが、10万本弱の差で、スプラ2(Switch)が追い上げています。クリスマスシーズンもあるので、年内には、スプラ2がトップになるのかなと思います。
携帯ソフトも入れたら、現在のトップは3DSのドラクエ11ですが、11月発売のポケモンが超えるかもです。
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